Interview / 2018 10,09

Work in not TOKYO 「東京よりも活躍できる」 地方で働くことの強みとは?

昨今では場所にとらわれずに働くことができるようになり、地方で働くことを視野に入れる人も少しずつ増えてきている印象です。とはいえ、東京で働く方が有利だと感じる人はまだまだ多いのかもしれません。

宮崎市に本社を構える株式会社アラタナでは、創業当時から「宮崎に1,000人の雇用をつくる」という目標を掲げ、地方でも働きやすい環境を整えている企業です。Eコマースに特化した事業を展開し、取引先は東京をはじめとした県外の企業がほとんどだというアラタナでは、どのような働き方をしているのでしょうか。地方で働くことの魅力や活躍できるワケについて、社員の外丸俊輔さんにお話を伺いました。

  • 株式会社アラタナ

    ECサイトの構築をコア技術に成長し続ける宮崎発のITベンチャー。企業理念は「世の中にあらたな価値を」。まだこの世にない新しいテクノロジーやサービスを自分たちの手で創造すること。2015年からはZOZOグループに参画。ファッションECに関わるコンサルティングや経験豊富な運用サポート、ブランドイメージに沿ったデザイン作成など、ZOZOTOWNと連携できる唯一のソリューションを提供している。

  • 外丸俊輔さん

    建築会社、web制作会社勤務を経て、2011年にアラタナへ入社。東京から出産を控えた奥様とともに宮崎へIターン。現在は奥様とお子さんの3人で宮崎市内に在住。

■東京から宮崎へ移住を決断した理由

群馬で生まれ育ち、大学卒業後は地元の建築会社で働いていた外丸俊輔さん。その後、web業界に興味をもつようになり、東京にあるweb制作会社にディレクターとして転身しました。

外丸さん
大学では建築や土木系の勉強をしていて、そのまま地元の企業に就職したんです。しかし、実際に働いてみると、自分のやりたいこととなんだか違うなと感じるようになって。デザイン系に興味があったので、地元を離れてweb制作会社に転職することにしました。全く違う仕事ですが、建築会社での現場監督というポジションと、webディレクターはどちらも進行管理を行っていくので、大きく見たら同じ部分もあると思います。転職活動のときには、そんなふうに自己PRしていましたね(笑)。とはいえ、webの知識が全くない状態だったので、本当にイチからのスタートで最初はかなり必死でしたね。

 

webディレクターとして経験を積むために、当時は忙しく駆け回る日々。その一方、結婚し奥様の妊娠が発覚しました。東日本大震災のタイミングと重なったこともあり、このまま東京で子育てをすることに対してポジティブに考えられなかったそう。そこで、選んだのが、宮崎で子育てをすること。東京を離れて宮崎へ移住し、それに合わせて仕事も転職することを決断しました。

外丸さん
web業界は東京での仕事が多かったので上京することになりましたが、元々東京に住みたいという気持ちはあまりなかったんです。群馬の友達が「東京は暮らすところではなく、遊ぶところだ」と言っていて、「たしかに、それが一番いいかも」とは漠然と思っていて。上京して東京も好きになりましたが、やっぱり人が多くて落ち着かないし、あまりしっくりこなかったんですね。そんなときに、子どもが産まれることになって、改めて自分たちが住む場所を考えるようになりました。やっぱり、都会の中で子育てをするイメージがどうしてももてなかったんです。じゃあ、地元の群馬なのかというとそれも違うような気がしていました。妻が宮崎出身で、「だったら、宮崎がいいんじゃないか」ということになり、移住を決めたんです。宮崎には1度行ったことがあるだけだったのですが、不思議と不安はなかったですね。暖かそうだし、趣味のサーフィンができるからいいかなと思って(笑)。

 

移住を決めていざ転職活動をしてみると、宮崎にはwebディレクターの仕事はほとんどなかったのが現状でした。別の職種も視野に入れ始めていた中で、たまたまディレクターのポストが空いていたアラタナに入社することになりました。