住まい・暮らし

知っておきたい建物ケア「結露・カビ対策」編

マイホームを長持ちさせるには、定期的なメンテナンスとともに重要なのが毎日の「ケア」です。

長く住んでいるうちに壁や柱が汚れてシミができてしまったり、浴室や押入れなどの収納スペースにカビが生えてしまったりしますが、単に見栄えが悪いだけではありません。

それは建物の寿命を縮めるのはもちろん、カビによるアレルギー性疾患や、ハウスダスト、感染症などを引き起こす恐れもあり、住んでいる人間の健康も大きく損ねてしまうのです。

掃除をしても見落としがちなケア

健康被害を防ぐにはこまめな掃除が欠かせませんが、実はひとつ見落としがちなポイントがあります。それは、「結露」です。

ご存知のように、寒い季節などに窓ガラスに発生する水滴のことです。そこまでケアしなくてはいけないのかと思われるかもしれませんが、実は「結露」は、マイホームにさまざまな害を及ぼしているのです。

たとえば、窓の結露を放置しておくと、窓枠にシミができるだけではなく、木製の場合は腐食などが進行し、ゴムパッキンにはカビが生えやすくなります。近くにあるカーテンにもシミができてしまいますし、カビも繁殖します。

また、結露ができやすい室温20〜30度、湿度60〜80%というのは、カビ・ダニが繁殖しやすい環境でもあります。つまり、結露が生み出す水分によって、マイホームと住人の健康を蝕むカビとダニのリスクが、グンと高まるということなのです。

本当は怖い「結露」の害からマイホームを守ろう

さらに、結露は目に見えるところだけではなく、壁の内部などにも発生します。

このいわゆる「内部結露」は拭き取ることもできません。また、乾きにくいため、そのままの状態が慢性化してしまうと、壁や柱が湿気で傷んでしまいます。戸建ての場合などは、構造体にまで深刻な悪影響を及ぼすこともあるのです。

「結露」を防ぐことが、マイホームにとってきわめて重要な「ケア」だということがわかっていただけたと思いますが、では具体的にどうすればいいのでしょうか。

水滴を見つけたら放置せずに即座に拭き取ることなどが大事ですが、「内部結露」の対策で合わせて重要になるのは「除湿」です。

天気の悪い日は、室内に洗濯物を干すこともあるでしょうが、その際には必ず除湿機をかけることが大事です。

また、「内部結露」の温床となりやすい押入れやクローゼットも、扉を締め切った中で除湿機を稼働するなどして、湿気を取ることを心がけましょう。

また、浴室やキッチンなどの水まわりも、よく換気を良くしておくことが大事です。

換気扇をずっと回しておくと電気代がかさんで仕方がないと、二の足を踏む方がいるかもしれませんが、致命的な被害の修繕や補修にかかるコストと天秤にかければ、換気扇でかかる電気代は微々たるものといえるかもしれません。

このようなポイントをおさえて、本当は怖い「結露」の害から、マイホーム、そして家族の健康を守りましょう。

■自分でできる建物ケア「リビング周辺」編はこちら
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